看護理工学会

The Society for Nursing Science and Engineering

ご挨拶

本学会は2012年から本格的に準備が始まり、下記の合計5回の会合を経て、2013年(平成25年)10月4日に設立されました。土肥健純東京電機大学教授・東京大学名誉教授の強いリーダーシップのもと、多くの工学研究者、理学研究者にも賛同いただき、看護学を冠する学会では類をみないほどに多領域の専門家が所属する学会として、スタートを切ることができました。ここに会員の皆様に改めて御礼申し上げます。

医学、公衆衛生学の進歩により様々な疾病の発症メカニズムが解明され、それに基づき新たな治療法や制御法が開発されたことにより、人類の寿命は飛躍的に伸びました。その一方で、そしてそれに伴い、完全に治癒させることが困難な疾患や障がいを抱えたまま長期間を過ごす人々もまた劇的に増えています。看護学はそのような人々を支援するため、疾患や障がいそのものの管理のみならず、日々の生活を円滑に過ごすためのあらゆる方策を考え、提供し、評価する過程を科学的に遂行する学問です。しかしながら、医学が理学・工学の科学的知見を最大限活用しながら高度に発展し、医療の進歩に貢献している一方、看護学が果たすべき役割は限定的と言わざるを得ないのが現状です。この現状を打開する一つの起爆剤となるのが本学会の設立意義と捉えています。

看護学が理学・工学の専門分野と融合しイノベーションが生み出されることが今求められています。この看護学と理学・工学の融合した学問が生み出す新たな知は、人跡未踏の人口減少と超高齢社会を迎える日本において、世界の指標となることが期待されます。そして本学会は、研究成果の発表の場としてだけではなく、それぞれの深い専門性に裏打ちされた強い協調連携の場として活用され、日本発のイノベーションを発信していくプラットフォームとして機能していくことが強く望まれます。学会員の皆様におかれましては、ぜひ本学会を通じて新たなネットワークを構築し、強靭な学会基盤形成の一翼を担っていただきたく、お願い申し上げます。

看護理工学会 理事長
真田 弘美

学会設立までの動き

2012年 1月21日:第一回看護理工学懇話会
2012年 6月24日:第二回看護理工学懇話会
2012年11月23日:看護理工学会キックオフシンポジウム
2013年 2月26日:看護理工学会第一回設立準備委員会
2013年 8月11日:看護理工学会第二回設立準備委員会